CIO SMARTCOBY Pro 長期使用レビュー:かわいい爆速モバイルバッテリー
かわいくて爆速。
CIO SMARTCOBY Pro を10ヶ月ほど使用して感じたメリットやデメリットをレビューしていきます。
CIO SMARTCOBY Pro を1行で表すならば、
「ちっちゃくてかわいいのに、30W急速充電対応の高性能モバイルバッテリー」
です。
大きく分けてデザインとバッテリー性能から見た使用感を解説します。
デザイン:New 3DSを彷彿させる質感
ブラックフライデーでCIOのモバイルバッテリー買ってみた。
— たぬきっつぁん (@tanukizzan) November 28, 2022
色味も質感も昔のNew3DSみたいで初めて見たのに懐かしく感じた…! pic.twitter.com/CTGH5sGUpC
まずはデザインから。ホワイトのモデルを購入して大正解でした。
というのも、子供の頃に持っていたNew ニンテンドー3DSにめちゃくちゃ質感が似ていたんですよね。
色味はもちろん、手触りや少しずっしりくる感じもそっくりでなんだか懐かしい気持ちになりました(笑)
この角の丸みもとても好きです。外装の接合部も少し3DSっぽい気がする。
小学生のころ3DSでマリオやどうぶつの森などなどたくさん遊んだ思い出が、まさかモバイルバッテリーで蘇るとは思ってもいませんでした。
バッテリー残量の表示が1%刻み
↑バッテリー表示画面には最初からフィルムが貼られています
バッテリーの表示も1%ごとに表示されてとてもわかりやすいです。
充電中は緑色のランプがつくのもかわいい。電源ボタンもやっぱり3DSみたい。
ただ100%になるまで表示全体がずっと点滅し続けるので、視界に入る場所に置いていると鬱陶しく感じるときもあります。そういうときは%表示を下にして立てておけばOK。
傷がつくのが不安なので、出荷時のフィルムを貼ったまま使っています。
CIOのデザインへのこだわり
CIOさんの公式動画によると、色味にはとてもこだわっているそうで、他のCIO製品と統一感が出るよう生成りがかった色にしているそうです。
こういった形でメーカーのこだわりが見えるのも日本の会社ならではの施策だと思います。
しかしモバイルバッテリーのデザインでこんなに感動したのは初めてです。とても気に入って使っています。
バッテリー性能:ちっちゃいのにハイパワー
デザインはさておき、SMARTCOBY Proは肝心のバッテリー性能も高いです。
↑左から iPhone12、Anker 622 MagGo、SMARTCOBY Pro です
まずこの小ささ。世界最小級は伊達ではありません。
しかもこの小ささでバッテリー容量は10000mAh。
比較として隣においたAnkerのMagSafe対応モバイルバッテリーは5000mAhということからも、この小ささがわかると思います。
その分厚みはけっこうあります。
ケース付きiPhone12にAnkerのMagSafeモバイルバッテリーを重ねたくらいの厚さです。むしろCIOの方が分厚いくらい。
スマホと重ねて手持ちするような使い方は難しいです。
重さは約183g。上記のAnkerのモバイルバッテリーが約140gですが、持ってみるとCIOの方が明らかにずっしりしています。
端子は USB-C と、反対側に USB-A が一つずつ付いています。USB-C端子はスマホの充電だけでなく、モバイルバッテリー自体の充電でも使います。
USB-Cでモバイルバッテリーを充電しながらUSB-Aで別の機器を充電できる、パススルー充電にも対応しています。
30W急速充電は伊達じゃない
SMARTCOBY Proの最大の魅力が、この小ささで最大30W急速充電に対応していることです。
実際にPixel 7 Proで充電してみたところ、36%から倍の72%になるまでだいたい30分で充電できました。
充電開始から約11分で15%、約29分で36%充電を増やすことができました。めちゃくちゃ早い。
ちなみに72%に到達したときのモバイルバッテリー側の充電容量は70%ほどだったので、だいたい1%スマホに充電するごとに1%モバイルバッテリーの容量が減っていくようなイメージです。(5000mAhのPixel 7 Proの場合)
またUSB-C端子のみPPS規格に対応しているため、対応するスマホ(GalaxyやPixelなどの一部機種)ではより効率よく高速に充電することが可能です。
Pixel 7 ProではPPS充電に「急速充電中」という表示が出ます。
ただしUSB-A端子はPPSに非対応なため、Pixelでは急速充電中の表示が出ず、通常の充電という扱いになりました。
急速充電中のスマホの発熱に注意が必要
発熱に関しては、バッテリー側はほんのりあたたかい程度ですが、スマホ側は急速充電のおかげか少し熱を持つ印象がありました。
特に夏場に使用するときは注意が必要です。
スマホの仕様上、熱を持っている状態で充電しようとすると、これ以上高温になるのを防ぐために充電が遅くなる、あるいは停止する場合があります。
この夏、外出先で頻繁にモバイルバッテリーを使用しましたが、スマホがすぐに熱くなってしまうため急速充電は基本的にできませんでした。
どうしても外で充電しなければいけない場合、ハンディファンでスマホを冷ましながら充電すると比較的速く充電することができます。
まとめ:小さくてハイパワーを求めるならコレ
- 多少厚くてもいいから小さくて高性能なモバイルバッテリーが欲しい
- USB-C対応のモバイルバッテリーが欲しい
- New 3DS のような質感を体験したい
CIO SMARTCOBY Proはこのような方におすすめのモバイルバッテリーとなります。
価格はAmazonでの定価で4,818円です。私は昨年のブラックフライデーセールで購入したので3,720円で購入しました。
高性能な分価格も少し高めですが、Amazonのタイムセールを狙って購入することもおすすめです。
CIO SMARTCOBY Pro のスペック表
最後にスペック表も載せておきます。(CIO公式商品ページより引用)
サイズ | 約77×56×26mm |
重さ | 約183g |
バッテリー容量 | 10,000mAh |
端子 | 2ポート(USB-C / USB-A) |
入力 | USB-C: 5V⎓3A / 9V⎓2.22A / 12V⎓1.5A(Max 20W) |
出力 | USB-C: 5V⎓3A / 9V⎓3A / 12V⎓2.5A(Max 30W) USB-A: 4.5-5V⎓5A / 9V⎓3A / 12V⎓2.5A(Max 30W)(QC3.0) |
PPS出力 | USB-C: 3.3-6V⎓3A or 3.3-11V⎓2.7A(Max 30W) |
急速充電規格 | PD3.0 / QC3.0 |
パススルー機能 | 対応 |