Bose QuietComfort 45 レビュー:2ヶ月使い込んでわかったこと

こんにちは、たぬきっつぁんです。

先月Boseの「QuietComfort 45」というワイヤレスヘッドホンを購入して2ヶ月ほど使ったので感想を書いていきます。Bluetooth接続時の名前にならって本文ではQC45と略します。

今まではAirPods Proを使っていましたが、Yahoo!ショッピングの超PayPay祭でめちゃくちゃ安かったので買ってしまいました。ちょうど最近Androidに乗り換えてAirPodsが使いにくいと感じていたのでいいタイミングでした。

今もこの記事を書きながら使っているくらいなのでとてもお気に入りのヘッドホンになっています。やっぱりワイヤレスは快適ですね。

QuietComfort 45 を一言で表すならば「名前通りの本当に静か(Quiet)で快適(Comfort)なヘッドホン」です。

ちなみにBose製品を購入するのは2台目です。2年ほど前にスピーカーを購入してnoteでレビューを書いているのでよかったらこちらもご覧ください。

Bose Companion 2 Series III レビュー:PCスピーカーとして使うだけじゃもったいない|たぬきっつぁん|note

Bose Companion 2 Series III レビュー:PCスピーカーとして使うだけじゃもったいない|たぬきっつぁん|note

こんにちは、たぬきっつぁんです。先日のAmazonブラックフライデーセールで購入したBoseのPCスピーカーを1ヶ月ほど使った感想を書いていきます。 今までは集合住宅暮らしということもあってヘッドホンやイヤホンばかり使っていました。しかし長時間着けていると側圧で耳が痛くなったり、耳の穴に小さい出来物ができたり(それは関係ないかも?)と、あまり耳に良くないのではと感じていました。 そんなタイミングで普段は12000円前後のところセールで7500円ほどだったので買ってしまいました。今の所めっちゃいいです!しかしPCとつなぐだけじゃもったいない!詳しくはこの後紹介していきます。

ノイズキャンセリング:AirPods Proと比べると・・・

Boseのヘッドホンといえばノイズキャンセリングですよね。実は世界で初めてノイズキャンセリングヘッドホンを作ったのはBoseらしいです。

QuietComfort 45 のノイズキャンセリング性能、外音取り込み性能はどちらも非常に「自然」だと思います。

ノイズキャンセリングも外音取り込みもその「強さ」に関してはAirPods Pro(第1世代)と比べると、正直AirPods Proの方が強いと感じました。

ノイズキャンセリングを地下鉄の車内で使った感想としては、耳の穴を塞いでいる分AirPods Proの方が遮音性が高いのかもしれません。QC45はヘッドホンなので隙間からノイズが入るのかAirPods Proよりも気になるところがあります。(もしかしたら付け方が悪い?)

どちらの機種も音楽を鳴らせばノイズはほとんど気にならなくなります。そのせいで降りる駅で降り忘れたことが何回かあります(笑)

外音取り込みに関してはAirPods Proは外の音が聞こえすぎて車通りの多い通りを歩いていると外の音がうるさすぎて音楽が聴こえにくいと感じますが、QC45はちょうどいいくらいの音量で取り込んでくれるので音量を上げすぎることなく使うことができます。

改めてAirPods Proのすごさを実感しましたが、QC45も十分な性能を持っています。少なくとも名前のQuietは伊達じゃないです。

モスキート音のノイズが酷い

モスキート音が流れる場所に行くとものすごいノイズが入ります。

モスキート音とはたまにお店の入り口などで「ツーツーツー」と非常に高い音で鳴っているあの音です。私はこの音に結構敏感に反応してしまうので苦手です。

QC45はどういうわけかモスキート音をマイクから拾ってしまうようで、ものすごい大音量で「ボツボツボツボツ」とノイズが鳴ります。ヘッドホンが壊れてしまうのではないかと思うくらい大きな音が流れるので正直怖いです。

AirPods Proを使っていた時はあまり気にしたことがなかったんですが、ノイズキャンセリング機能がついたイヤホンやヘッドホンではありがちな現象らしいです。

なぜ気にならなかったかというと、AirPods Proには外音取り込みもノイズキャンセリングもオフにするモードがあって、街を歩く時はそのモードで歩いていたのでノイズに気づかなかったんだと思います。

これが実はQC45には存在せず、ノイズキャンセリングと外音取り込みの二択しか選べません。なのでQC45をつけているときにモスキート音を浴びたらヘッドホンを外すしか対処法がありません。

ヘッドホンを守るためにも、人間の耳を守るためにも、街からモスキート音が無くなってほしいと思っています。

ノイズキャンセリングの設定というものはない

ノイキャンに関する設定はこれだけ

先ほどノイズキャンセリングと外音取り込みの二択しかモードを選択できないと書きましたが、ノイズキャンセリングの強さを調整するという概念もありません。

なので設定は本当にシンプルです。一応アプリもありますが非常に設定できる項目が少ないです。

何も考えずに使えるという点では良いと思いますが、もう少し設定項目があっても良いと思います。

音質:イコライザー必須

音質はさすがBoseというところで、めちゃくちゃ良いと思います(小並感)

ただしそれはイコライザーで調節した上での話です。

箱から出したばかりのデフォルト状態では高音(特に女性ボーカルのサ行)が刺さるような印象を持ちました。

またBoseといえば低音ですが、良く言えばバランスがいい、悪く言えばBoseらしくないおとなしい音だと思いました。

自室の机で使っているBoseのスピーカーは後ろのウーファーに詰め物を入れないとうるさく感じるくらいの低音が鳴り響くので、思っていたほど低音が出ていないかなと思いました

イコライザーもシンプル

これらはあくまでデフォルト音質の話で、イコライザーを調節すれば自分好みの音質を実現できました。

私の場合低音を+4、中音と高音はそのままに設定しています。

さっき高音が刺さると書きましたが、長時間使っていく中で角が取れたような気がします。(いわゆるエージング?)

低音はこれ以上上げると耳が疲れてしまうので、+4くらいが一番音楽を楽しめる量だと思います。最大まで上げても破綻しないので低音好きな人でも満足できると思います。 

有線接続も試したんですが音質の違いがわからなかったのでワイヤレス接続しかしていません。有線でつなぎたいときは今まで使っていた別のヘッドホンと使い分けています。

コーデックはSBCとAACのみ

またコーデック(Bluetoothオーディオの接続規格)はSBCとAACしか対応していません。

コーデックは一般的にLDACに対応していたらハイレゾ相当の音質をワイヤレスで体験できる他、apt-Xに対応していたらAACより高音質・低遅延だと言われています。QC45はどちらも対応していないので、音質や遅延を気にする方は満足できない可能性があります。

とはいえ音質は少なくともAirPods Pro(第一世代)よりは素晴らしいですし、動画を見ていても特に遅延などは感じないので十分だと思います。

マイク音質は普通

オンラインミーティングなどで使いましたが、音質を指摘されたことはありません。

逆に言えば「音質が良くなった」と言われたこともありません。自分で聞いてもそんなにマイクが良いとは思いません。

デザイン:つけ心地も使い心地も最高

ヘッドホンの見た目は非常にシンプルで、どんなシーンでもマッチすると思います。

色は「ホワイトスモーク」を選択しました。完全なホワイトではなく少しグレーっぽい、大人なホワイトになっています。

装着感も最高です。耳のパッドも頭頂部のクッションもふかふかで気持ちいい。ヘッドバンドのアジャスターも10段階で調節できるので、頭のサイズにぴったり合わせられます。

最初は耳に乗せるように装着していたんですが、耳をすっぽり覆うように装着すると何時間でもつけられるくらい装着感が良くなりました。

特に冬は寒さで耳が痛くなりがちなので、耳あて代わりにも有用です。ふかふかなクッションが寒さを防いでくれます。

また折りたたみ機構があるのでコンパクトに収納することができます。よくライバルとして比較されるソニーのWH-1000XM5は折りたたみできなくなったので、ここはBoseの方が優れています。

確実に操作できる物理ボタン

また今どきのヘッドホンは表面をタッチして操作するものが多いですが、QC45は物理ボタンで操作します。タッチ操作にありがちな誤動作が無いのでどんな状況でも確実に操作ができます。

左側にはノイズキャンセリングと外音取り込みを切り替えるボタン、右側には音楽再生の操作をする3つのボタンが搭載されています。

右の3ボタンは中央のボタン1回押しで音楽再生、2回押しで曲送り、3回押しで曲戻しの機能があります。長押しで音声アシスタントを起動することもできますが使ってないのでコメントは控えます。

それから電源ボタンがスライド式なのもポイントです。確実に電源のオンオフを切り替えられるので個人的にとても気に入っています。左と真ん中はスライドすれば固定されて、右のBluetoothマークの方はスライドすると真ん中に戻る仕様になっています。

Bluetooth接続先の切り替えもBluetoothマークの方にスライドすればいいのでとても楽になりました。接続性に関しては次の項目で紹介します。

接続性:接続切り替えが最高

ワイヤレスヘッドホンの性能で最も気にしていることが「端末間の接続切り替え」です。

例えばヘッドホンをスマホに接続した状態からPCに接続を切り替えたいときに、通常はスマホ側で接続を切ってからPCで接続操作をしなければいけません。

ただしAirPodsやソニーのイヤホンなど一部のイヤホン・ヘッドホンでは、接続切り替え時に前の端末で接続解除する必要なく新しい端末で接続操作を行うだけで切り替えることができます。

数年前に別のイヤホンで作ったPC・スマホ間の接続切り替えテストの様子です。「FreeBuds 3」の表示がそれぞれの機種で接続解除せずに切り替わっていることがわかるでしょうか。(画質が悪くてすみません)

特に複数台スマホやデジタル機器を持っている人にとってこの機能は非常に重要です。一度体験するとこの機能が無いイヤホン・ヘッドホンを使うことができなくなります。

QC45での切り替え操作は、一度接続したことがある端末なら電源スイッチをスライドさせるだけで切り替えられます。つまりスマホやPC側で操作をしなくても、ヘッドホンだけで接続切り替えが完結するのです!

切り替えるときは順番に「Pixel 7 Pro」「Windows PC」「iPad Air」みたいな感じでヘッドホンから音声が流れるので、今どの機械と接続しようとしているのかもわかりやすくなっています。なぜかWindowsだけはアルファベット一文字ずつ読まれますが、普通は単語の読みそのままで読み上げられます。

端末間の接続切り替えがヘッドホンで完結できるのは本当に便利です。もちろんAirPodsなんかはApple製品間ならシームレスに切り替えられますが、QC45はメーカー関係なしに使うことができます。

マルチポイントにも対応

QC45はマルチポイントに対応しています。いわゆる2台同時に接続できる機能です。

実はマルチポイントも有効・無効を切り替えることができないので、接続切り替え操作を行うと前の端末もつながったままになります。

ただ今のところマルチポイントが役に立ったことよりも不具合の方が多いです。例えばAndroidスマホとiPadを同時に接続していると、どういうわけかAndroid側で音声が流れなくなるときがあります。

それからよくPCでYouTubeを見ながらスマホでTwitterを見ることがあるんですが、これをやるとPCで流れている音声が止まります。どうしても切り替わってほしくないときは、スマホのBoseアプリで接続解除する必要があります。

接続の切り替えはアプリから行うこともできます。マルチポイントをやめたいときもアプリから切断することができます。

バッテリー

公称で22時間となっていて、使っていても非常にバッテリー持ちが良いと感じます。2~3日に1回くらいのペースの充電で十分使えています。

充電端子はUSB Type-Cです。ヘッドホンなのでワイヤレス充電はありませんが、普段からスマホもPCもiPadもType-C充電なので不便は全くありません。iPhoneだけだよ

充電時間は公称2.5時間となっていますが、これも公称通りだと思います。特に遅いと感じたことはありません。

付属品

付属品は以下の4つです。

  • QuietComfort® 45 headphones
  • キャリーケース
  • 充電用USBケーブル Type-C (30 cm)
  • オーディオケーブル (3.5 mm - 2.5 mm)

キャリーケースがついているので持ち運びに便利です。

オーディオケーブルはすぐに断線しそうなくらい細いです。これもあまり有線接続を使っていない理由です。

まとめ

Bose QuietComfort 45 のメリット・デメリットをまとめるとこのようになります!

メリット デメリット
自然なノイズキャンセリングと
外音取り込み
価格(定価39,600円)
音質が良い(イコライザー使用時) モスキート音ノイズ
つけ心地が最高 コーデックがSBCとAACのみ
操作がすべて物理ボタン マイクの音質が普通
接続切り替えが超快適 マルチポイントが若干不安定
マルチポイント対応 有線接続のコードが細すぎる
バッテリー持ちが良い

価格は定価で買うと4万円近くしますが、私は期間限定のセールで32,000円くらいになったときに購入しました。昨年の11月はそれに加えて超PayPay祭もやっていたのでさらにポイントが30%ほど戻ってきて、実質22,000円くらいで購入できました。

正直定価で買うならソニーのWH-1000XM5などの方が機能が豊富で良いかもしれません。

ただ物理ボタンや接続切り替えの快適さはQuietComfortならではの体験なので、ぜひこの快適さを味わってほしいです。

余談

実はこのレビュー記事は話題のAI「ChatGPT」を使って構成を考えてもらいました!

ノイズキャンセリングヘッドホンのレビューに最低限書くべき項目を教えてください」と聞いた結果がこちらです。

ノイズキャンセリングヘッドフォンのレビューに書くべき最低限の項目は次のようになります。

  1. ノイズキャンセリング性能:周囲の雑音をどの程度カットしているか、特に比較的高い音量のものをどの程度カットできるかについて
  2. 音質:ヘッドフォンの音質、低音、高音、中間の音域、音質のバランスなど。
  3. コネクティビティ:Bluetoothやワイヤレス接続、音楽の再生、通話などの機能。
  4. バッテリー:バッテリーの持ち時間、充電時間、充電方法など。
  5. 付属品:イヤーパッドやイヤーピース、ケース、充電器など。
  6. 価格:ヘッドフォンの価格と性能比較。
  7. 総評:ヘッドフォンの強みや弱み、推奨するシーンなどの総評。
  8. 機能性:音量調整、操作性、マイク、抵抗性など
  9. 比較:同じ価格帯の他のノイズキャンセリングヘッドフォンとの比較、どのような場合におすすめかなど
  10. ノイズキャンセリングの設定:カスタマイズ可能なノイズキャンセリング設定がある場合は、どのような設定が可能か、使用感について

これらの項目を中心に、自分自身の使用感や感想を加えることで、ヘッドフォンのレビューを書くことができます。

レビュー記事に必要な項目はおおむね網羅していて、多少順番を修正すればこの通り書いても違和感のない記事になりました。


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