ビックカメラSuicaカードがSuicaユーザーに最強な理由【年会費無料】
地味にスゴイカードです。
年会費無料のビックカメラSuicaカードがSuicaユーザーに最強な理由を解説します。
ビックカメラSuicaカードの魅力は主に以下の5点です。
- Suicaチャージで1.5%還元(オートチャージ対応)
- えきねっとで5%還元
- 基本還元率も1%
- 国内旅行保険が付帯
- なのに年会費が無料
使いはじめて2ヶ月ほど経ったので、使用感も含めビックカメラSuicaカードの魅力をくわしく解説します。
ビックカメラSuicaカードが最強な理由
ビックカメラSuicaカードはJR東日本のVIEWカードが発行するクレジットカードです。
クレジットカード(VIEWカード)・Suica・JREポイントカード・ビックポイントカードの機能が1枚にまとまったカードなので、VIEWカードとビックカメラ両方のメリットを享受できるカードになります。
年会費は年に1回以上利用すれば無料です(通常は524円)。
VIEWカードで唯一年会費無料のカードのため人気のカードとなっています。
ブランドはJCBとVisaが選択できます。筆者はJCBのカードを持っていなかったのでJCBを選びました。
Suicaオートチャージ対応
ビックカメラSuicaカードはJR東日本のVIEWカードが発行しているため、Suicaにオートチャージすることができます。(VIEWカード以外のクレジットカードではオートチャージ不可)
オートチャージとは、JR東日本のSuicaエリア(首都圏・仙台・新潟・青森・盛岡・秋田)と首都圏の私鉄・地下鉄のPASMOエリアの改札で入場・出場したときに、一定金額よりも残高が下回っていた場合に自動でチャージされるというものです。
モバイルSuicaやApple PayのSuicaでオートチャージができるだけでなく、クレジットカードにもSuica機能が入っているためカード単体でも利用することができます。
また筆者が使っているGoogle製のスマートウォッチ、Pixel Watchでもオートチャージが可能です。
Pixel WatchのSuicaにチャージするにはアプリを開いてから4回タップしないとチャージ画面にたどり着けず面倒なので、オートチャージを設定してかなり楽になりました。
オートチャージ金額の設定は、
「残高が○千円以下になると、○千円チャージする」
というように、チャージ額を千円単位で設定することができます。
鉄道以外でもつかうことが多いので、筆者は「残高が2000円以下になると、3000円チャージする」という設定にしています。
オートチャージはあまりに便利なので使いすぎには注意が必要です。私は先月6回もオートチャージしてしまいました。
モバイルSuicaチャージで1.5%還元
ビックカメラSuicaカードからモバイルSuicaにチャージ(オートチャージ含む)すると、JREポイントが1.5%還元されます。
VIEWカード以外のカードでは、Suicaチャージはポイント還元の対象外にされていることが多いためかなりお得です。(筆者が使っているOliveや三井住友カードでも対象外)
単純に高還元率の電子マネーと見ても価値が高いです。
他の電子マネーと比較すると、QUICPayではセゾンパールアメックスカードを使うことで2%還元、楽天ペイでは楽天カードから楽天キャッシュにチャージすることで1.5%還元などがあります。PayPayでも1.5%還元にできますが条件が複雑です。
Suicaは交通機関はもちろん、まちなかのお店や自動販売機など、他の電子マネーやQR決済は使えなくてもSuicaだけは使える、という場合も多いです。そのような場所でもポイント還元が受けられることは大きなメリットだと思います。
モバイルSuica定期券やSuicaグリーン券の購入では5%還元になるためさらにお得です。
えきねっとで最大5%還元
えきねっとで新幹線eチケットを利用して新幹線の予約をすると、JREポイントが2%付与されます。
ビックカメラSuicaカードはVIEWカードなので、VIEWプラスでポイントアップの対象になり、3%増えて合計5%還元になります。
例えば東京から新函館北斗までの新幹線の料金は、特急券と乗車券合わせて片道23,230円、往復で46,460円となります。(新幹線eチケット利用時)
通常は929ポイントのところ、VIEWカードで決済すれば2,323ポイント戻ってくる計算になります。
年会費無料のビックカメラSuicaカードでもこれだけのポイントが戻ってくるので、出張が多い方や新幹線によく乗る方は積極的に使うべきです。
注意点は新幹線eチケットではなく紙のきっぷで発券すると還元率が2%→0.5%になります。
VIEWプラスは紙のきっぷの場合でも適用されるので、VIEWカードで決済すれば合計で3.5%還元になります。
えきねっと上で決済せずに「駅で支払う」を選択して、みどりの窓口や券売機でVIEWカードを使用するとポイント還元の対象外になることも注意が必要です。
またVIEWカードはJR東日本のサービスなので、東海道新幹線などのJR他社サービスでは通常のポイント還元となります。
JR東海の「エクスプレス予約」はビュー・エクスプレス特約によって登録することができます。詳しくは以下のリンクを参照ください。
ビックカメラの利用で最大11.5%還元
ビックカメラSuicaカードなので、あたりまえですがビックカメラでもお得に使うことができます。
ビックカメラでは通常、現金払いで10%ポイントが還元されますが、クレジットカードで支払うと還元率が8%に減少してしまいます。
ビックカメラSuicaカードで支払うと現金同様に10%ポイント還元を受けることができます。
またSuicaで支払っても10%還元なので、ビックカメラSuicaカードでモバイルSuicaにチャージしてからビックカメラで支払うと最大11.5%還元(ビックポイント10%+JREポイント1.5%)となります。
ちなみにビックカメラではもとからSuica支払いで10%ポイント還元としているので、他のVIEWカードでモバイルSuicaにチャージして利用しても、最大11.5%の還元率は受けられるはずです。(Suicaチャージで1.5%還元はVIEWカードの特典)
ビックカメラでは不定期にビックカメラSuicaカード限定で5%ポイントアップキャンペーンを行っている(現在も2023年8月末まで開催中)ので、よく利用する方は作っておいた方がお得に使えます。
通常利用でも1%還元
通常のクレジットカードの利用でも、JREポイントが0.5%、ビックポイントが0.5%、合計で1%のポイント還元が受けられます。
ポイントが分かれてしまうところは難点ですが、年会費がかかる普通のビューカードよりも基本還元率が高いのはメリットと言えます。
個人的にはOliveの還元率が0.5%なので、少しでも還元率を高くしたいときにビックカメラSuicaカードを利用しています。
Apple PayならQUICPayも使える
iPhoneやApple Watchでは電子マネーQUICPayとして利用することができます。
還元率は通常利用の1%(JREポイント0.5%+ビックポイント0.5%)です。
モバイルSuicaを使っているならSuicaにチャージしてから利用するほうが還元率が高い(1.5%)ため、Suicaを利用することをおすすめします。
Suicaの残高上限(2万円)を超える買い物をするときや、Suicaが使えないときには便利です。
※AndroidのGoogle Payには対応していません。
国内旅行保険もついてくる
VIEWカードできっぷや旅行商品(ホテルなど)を購入すると、国内・海外旅行保険がついてきます(利用付帯)。
保険内容は以下のとおりです。(VIEWカード公式サイトから引用)
保険の種類 | 担保内容 | 保険金額 |
---|---|---|
国内旅行傷害保険 | 死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 |
入院 | 3,000円/日 | |
手術 | 入院保険金日額の10倍または5倍 | |
通院 | 2,000円/日 | |
海外旅行傷害保険 | 死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
傷害治療費用 | 50万円限度 | |
疾病治療費用 | 50万円限度 | |
賠償責任 | 3,000万円限度 |
海外旅行保険がつくカードは多いですが、年会費無料で国内旅行保険がつくカードはかなり少ないです。有名なカードではリクルートカードやJALカードNavi(学生専用)などにはついています。
詳しい保険内容はこちらをご覧ください。
ビックカメラSuicaカードの注意点
即時利用通知がない
Oliveを使っていて一番便利だと思っていた機能が即時利用通知でした。
QRコード決済やチャージするタイプの電子マネーでは決済したら利用通知が来たり履歴がすぐに見れたりするのがあたりまえだったので、クレジットカードでも即時利用通知に対応していれば同じ感覚で安心して使うことができます。
ビックカメラSuicaカードは即時利用通知に非対応で、利用明細の更新通知しか設定できませんでした。(明細の反映も遅め)
支払い日が翌々月の4日
VIEWカードの締め日は毎月5日です。前月の6日から当月の5日までに利用した金額を、翌月の4日に支払うというスケジュールになっています。
例えば7月10日にカードを利用した場合、支払いは9月4日ということになります。約2ヶ月も先なのでお金の管理に注意が必要です。
筆者が使っている別のカード(Olive)では締め日は月末で支払日は翌月の26日という流れなので、少々特殊だと感じます。(他のカードを知らないためなんとも言えませんが)
ビックポイント→Suicaチャージは若干還元率が下がる
ビックポイントからSuicaにチャージする場合、「ビックポイント1500ポイント→1000円分のSuica残高」という交換レートになります。
少しポイントの価値が下がってしまうため、貯まったビックポイントはそのままビックカメラで使いましょう。
カードデザインがイマイチ
ビックカメラ公式サイトより引用最近のカードはカード番号が裏面にあったりそもそも書いてなかったりしますが、ビックカメラSuicaカードは昔ながらのデザインを保っています。
このカードを利用するのはSuicaか旅行決済くらいなので他人にカードを見せることは無いですが、個人的にはあまり好みではありません。
アプリの見た目はきれいだけど・・・
↑左からエラーが出ているホーム画面、通常のホーム画面、Suica残高確認画面
アプリのデザインは券面に反してとてもきれいで見やすいです。
ただ発行した当初(最初の締め日より前)はJREポイントが表示できているのに表示できないというエラーがずっと表示されていて若干使いづらかったです。
エラーが消えてからは普通に使えているため問題はありません。
個人的に気になったのがSuica残高の確認画面です。Android版アプリでもiPhoneのような見た目になっています。
デザインだけの話なので利用者に影響があるわけでは無いですが気になりました。笑
入会キャンペーンが店頭申込のみ
ビックカメラSuicaカードの入会キャンペーンは時期にもよりますが、1000~4000ポイント程度のビックポイントがもらえるキャンペーンが行われています。
ただしほとんどの場合ネットでの申し込みは対象外です。ビックカメラの店頭での申込に限られるため、近くにビックカメラがある方は店頭で申し込むことをおすすめします。
筆者は店頭申込で1000ポイントと、29歳以下の申込で1000ポイント、合計で2000ポイントをもらいました。
他のカードではもっと手厚いキャンペーンが行われていることがあるので、クレカを発行する理由が入会キャンペーンという方にはあまりおすすめできません。
まとめ:Suicaユーザー最強の年会費無料カード
ビックカメラSuicaカードはキャンペーン目当てで発行するカードではなく、生活に長く寄り添ってくれるカードだと思います。まとめるとこれだけのメリットがあります。
- 年会費無料
- Suicaのオートチャージ対応
- 通常還元率1%
- モバイルSuicaチャージで1.5%還元
- えきねっとで最大5%還元
- ビックカメラで最大11.5%還元
- Apple Pay対応
- 国内・海外旅行保険が付帯
何度も言いますが年会費無料でオートチャージができるカードはビックカメラSuicaカードだけです。券面デザインがイマイチなのは否めませんが、それ以上にSuicaユーザーにはメリットが大きいカードとなっています。
特に首都圏に住んでいる方はSuicaやPASMOを日常的に使うと思うので、少しでも便利に、お得に使いたい方にはぴったりだと思います。
筆者はビックカメラSuicaカードを作ってからJREポイントが2ヶ月で1000ポイント弱(新幹線1回乗車+Suicaチャージなど)も溜まっていたので、ポイントをザクザク貯めたい方にもおすすめします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。ビックカメラSuicaカードの公式サイトはこちらです。入会ポイントを気にしない方はこちらから発行も可能です。(下のリンクにアフィリエイト広告は含まれていません)