【初心者向け】さいしょに知りたい写真の構図と撮り方のコツ

カメラを始めたはいいものの、最初はなかなかうまく写真が撮れなくて苦労する…という方は多いと思います。

僕もまだカメラを買って1年くらいですが、構図の知識を調べてから下手なりによく撮れるようになりました。

今回は写真の構図の種類撮り方のコツについて解説します。

カメラの機種は問わずスマホで撮るときにも使えるテクニックになるので、どんな方でも参考にしてください。

今回紹介する内容は大学の写真サークルで友人と「カメラの使い方講座」を開いた際に作成した資料を基にしています。一部の作例で友人の写真を使用させていただいております。特に注がない作例は筆者が撮影しました。

さいしょに知りたい構図6つ

カメラを始めたらまず最初に知りたい構図を6つご紹介します。

三分割構図

写真を縦横に3分割して、そのライン上に被写体を置くような構図です。

グリッド線の交点や線上に被写体を置いたり、余白をどのマス目に置くか考えてみたりすると面白い写真が撮れると思います。

対比構図

メインの被写体とサブの被写体を並べて対比させるように置いた構図です。

カフェでコーヒーカップと食事を撮るときにも使えると思います。

放射線構図

被写体から放射状に線が伸びるような印象を持たせる構図です。

この写真は中央から放射線を描いていますが、端に寄せると写真により躍動感を出すことができます(鉄道の写真などに多い)。

奥行きや空間の広がりを表現したい時におすすめです。

シンメトリー構図

被写体を左右対称、あるいは上下対称に置いた構図です。

一個前で紹介した放射線構図の作例も左右対称に近く、シンメトリー構図の側面も実は含まれています。

現代的な構造物を撮るときなどにおすすめです。

トンネル構図

花や窓枠などを額縁に見立てて、被写体をその中央に置いた写真がトンネル構図です。

被写体が囲まれているため、被写体により注目が集まりやすい構図になります。

額縁構図」という呼び方もあります。(もしかしたら微妙に違うかも)

桜の時期に東京スカイツリーが桜の木に囲まれた写真(上の写真みたいに)を見たことがありませんか? あれのことです。

今回紹介する構図の中では比較的映える写真が撮れやすい構図になると思います。

日の丸構図

被写体をど真ん中に置いた構図です。

〇〇構図というくくり中では一番有名な構図です。

有名なだけにこの構図でみんな撮るので、一歩間違うとあまりぱっとしない写真になりやすいです。そのため初心者にとって逆に撮りにくい構図になるかもしれません。(僕もあまり得意ではない)

例えば上の大仏の写真のように画面いっぱいに力強く被写体を置くといい感じになると思います。

構図をねらうコツ

ここからは構図を決めた写真を撮るコツを4つご紹介します。

グリッドラインを表示する

↑縦横に2本ずつ交差する線がグリッドラインです。

標準で表示されているカメラも多いかもしれませんが、グリッドラインの表示をオンにしましょう。

スマホのカメラでも最初は非表示になっていることが多いですが、カメラの設定から表示することができます。

グリッドの種類が選べる場合は、3×3を選択しましょう。

グリッドを表示すると三分割構図が圧倒的に撮りやすくなるのはもちろん、どんな構図を撮る時にも役立つので常時オンがおすすめです。

水平を意識する

カメラが水平かどうかを表示してくれる機能が水準器です。

写真を撮る時のディスプレイの設定で水準器が表示されるように設定することをおすすめします。

iPhoneでも今年のアップデートで水準器の表示に対応したので、最新バージョンにアップデートした後に、設定から「水平」にチェックを入れてみてください。PixelやGalaxyなど最新のAndroid端末でも対応しています。

スマホの場合普段は水準器が出ませんが、水平な写真を撮ろうとすると真ん中に角度が表示されてどれくらいズレているかがわかるようになります。

水平を保っている写真と微妙に曲がっている写真を見比べると、水平の方が見栄えが良いような気がします。(もちろんあえて斜めに撮っている場合は別)

構図を決めるのに必ずしも水平であることが求められるわけではないですが、個人的にはその方が良いと思って撮ってます。

※上の画像は比較用に、1枚の写真からわざと1°角度を変えた写真を作りました。このように数度のズレなら画像編集でなんとかなったりもします。

後から編集で切り取る

構図がいまいちなら、後から編集で切り取るのも僕は良いと思っています。

実際に上記で紹介した作例も一部は後から編集で微調整しています。

最近のカメラやスマホは一番高画質に設定すれば横幅4000px以上の写真データになるはずなので、思い切って大きく切り取ってもあまり画質は落ちません。

僕は平気で横で撮った写真を縦に切り取って、あたかも縦で撮った写真のように見立てることもあります。

スマホの画面上だけで写真を見るなら横幅1080pxもあれば十分です。Instagramでは写真のアップロード画質が横幅1080pxに制限されていることが証明です。

ただし大きな紙に印刷して飾る、といった用途では物足りないので、用途に合わせてあまり切り取りすぎるのも気をつけましょう。

偶然に身を任せる

結局ここに行き着きます。正直僕自身も「この構図を今から撮るぞ」とガチガチに決めて撮ることは無いですし、むしろ結果的に撮った写真が〇〇構図に当てはまっていた、ということがほとんどです。

ただ構図の知識を持っておけば、「そういえばあの構図をここで試せるのでは!」みたいな発見があると思うので、覚えておいて損はないです。

構図を覚えて楽しい写真ライフを送ろう

今回紹介した構図をおさらいすると「三分割構図・対比構図・放射線構図・シンメトリー構図・トンネル構図・日の丸構図」の6つでした。

早速写真を撮る時に使ってみてください。

構図を覚えると写真を撮ることが少し楽しくなるのでぜひ覚えましょう。

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